黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました

第3次犯罪被害者等基本計画に向けて、被害者ノートについて

トラックバックを貼らせていただいたが、順調に「被害者ノート」の報道をしていただいている。先日は、日経にも載せていただいたのだった・・・共同通信の配信だったので、他でも載ったらしいですね。

さて、犯罪被害者等基本法が2004年にできて、第1次の基本計画が2005年12月27日だったかな?に閣議決定されて・・・その日、ある人物と支援の考え方をめぐってちょいと印象的な議論をしちゃったので憶えているんですが・・・現在は、第3次の基本計画に向けて世の中は動いているところですね。

昨日、その第3次に向けて、「被害者ノート」について書いてほしいと頼まれて書いてみたので、その部分を以下に貼り付けておこうかと思います。昨夜突然のお話で、でもそれぐらいだったらと第2次計画をひっくり返して見ていたら、それ以外の部分も書きたくなってしまい、結局、ほぼ徹夜で色々とあーでもないこーでもないと書いてしまいました。

あ~どうしよう。今晩はメニエールが起きる前に寝るつもりです。(いや、もうすぐにでも寝た方が良いよね。)

ということで、以下、被害者ノートに関する部分だけの要望事項ですが・・・
果たしてどれくらいお上に声が届くやら・・・


第4 支援等のための体制整備への取組
1 相談及び情報の提供等(基本法11条関係)
①「被害者ノート」について
結論
犯罪被害者支援団体はもちろんのこと、自治体、司法機関、医療機関教育機関等々において犯罪被害者支援に携わる方々(支援担当者、検察官、弁護士、社会福祉士精神保健福祉士、看護師、保健師、医療ソーシャルワーカー、カウンセラー、スクールカウンセラー養護教諭)に「被害者ノート」の存在を周知徹底してもらい、特に各警察署においては、公費で、事件の最初の段階から支援担当者の手によって「被害者ノート」を犯罪被害者に配布してほしい。
理由
 被害者等は、何の準備もできずいわば「不意打ち」で人生最大の苦境に陥らされており、準備のできる「支援者」に早い段階でつながることが大きな助けになる。そのためのツールが「被害者ノート」である。
被害者等は、精神的に大変に動揺していることは言うまでもない。そのような中、たとえ大切な家族を失っていた場合でも悲しむ暇もなく、葬儀も終わらないうちから何度となく繰り返される事情聴取や実況見分への立ち会い等の連続に追い立てられる。
一方で、加害者は平気で嘘をつき言いたい放題であり、そうでなかったとしてもできるだけ己の刑罰を軽くしたいがために、代理人弁護士を介して示談の申し入れをしてくる場合がある。本来なら、被害者等も事件の早期の段階から適切に反論したり対処していかないといけない。しかし、どうやって法律のプロの支援を依頼すればよいか、どんな司法制度があるのかなど、全く知識がなく、情報に乏しい。情報過疎は、地方にいけばいくほど顕著である。
さらに、被害者等は司法手続きにだけ目を向けていれば良い訳ではなく、被害者本人が亡くなっていれば、前日まで健康に生きてきた人間を1人この社会から消すための膨大な行政関係や勤務先関係等の手続きにも待ったなしで直面する。また、治療を受けた医療機関での支払いや手続き、葬儀関係の手続きなどが怒涛のように押し寄せてくるところで、残された家族のため、生活を回すためにやらなければならないことは山積する。
例えば、事件によって自宅が全焼させられたり、とても住める状態でなくなった場合、その夜から家族は寝る場所にも困り、途方に暮れることになる。被害者本人がその家族の経済を支えてきた場合、金銭的にもすぐに困る。介護や育児はどうするのか、食事を用意したり買い物に行く気力も時間もなければ家族は飢えてしまう。
そういった生活面での苦境を助けてもらえる場所を一から探さなければならないのは、悲しみに暮れている被害者等にとってはさらなる地獄のようなものであり、「生活支援」は、今後必ず目を向けて解決していかなければならない問題である。被害者等に金銭が潤沢にあれば解決するものもあるが、金銭面だけでは解決できないものが多く存在することを理解することが必要である。
 そこで、こういった司法手続きや生活面でのすべての苦しみが魔法のように解決するわけではないが、「途切れない支援を被害者と考える会」との連携を図りながら、同会が作成した「被害者ノート」の積極的な活用を促進してほしい。
 この「被害者ノート」により、
l  被害者等は「支援」は堂々と受けてもいい、受けることができることを知り、自分をサポートする支援者はどこで得られるのかを知ることができる。
l  支援者を得たら、何が一番困っているのかをノートのリストに従って支援者とともにチェックする。それにより、客観的に置かれている状態が分かる。
l  関連ページを見ることで困っている事柄に必要な情報が得られる。
l  事情聴取や手続き等でくり返し求められる事柄を自らノートに書き込み整理していくことで、混乱しがちな頭も整理でき、貴重な記録にもなっていく。それが精神的安定にも資する。
l  支援者は、ノートの書き込みを助けながら被害者等のニーズを知ることができるため、必要な社会的資源を利用できるようにサポートすることができる。
 「少し先行く被害者」と、支援者の声が生かされたノートである。ぜひ、早い段階で支援者につながるツールとして、被害者等に「被害者ノート」を手渡せるようにしてほしい。