黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました

座間事件: タダの優しさは、怖いね

座間の9人が遺体で見つかった事件。心が弱っているところにサイコパスらしき犯罪者に付け込まれて、若い女の子が多数命を落としている。可哀そうで仕方ない。

SNSが悪者扱いだが、そこは本質じゃないだろう。確かにツイッターなどという公の場で心情を簡単に吐露してしまう危険性を知らせておく、リテラシー的な問題はあるとは思うけれども、そんなことを我が子に伝える前に、まずは親御さんたちは、子に対して「あなたは私たちの宝物だからね」と、しっかり伝えておいてほしい。

照れるとか今更とか言ってないで、大切なことだから。

日本の子どもは、親や家族から褒められなさすぎだと思う。その結果、自己肯定感が低くて、自己受容もできなくて、自分扱いがぞんざいになる。そうなると、DV気質の人間に引っ掛かりやすくなるように思うし、ちょっと優しい言葉をかけられたらコロッと行ってしまう。それが仕方ないくらい、辛くて、気持ちがギリギリなんだなと思う。

犯人にしたら、そんな若い子を誑し込むのは簡単なことだったことだろう。だから、身近な人が、掛け替えのない存在だと、今こそ若い子たちにしっかり伝えてほしい。

さて・・・今回の事件には、個人的にも考えさせられた。被害者が難を避けるためには、そもそもどうすれば良かったのか?と思った時に「安全のためには、公的機関か、もしくはそれなりの団体、または金銭を支払ってカウンセラーに相談出来ればよかったんじゃないか」とぼんやり考えたからだが・・・。

やっぱり、無償で個人的に相談に乗るというスタイルでは(まさに犯人がそれ)、胡散臭いし騙されやすいと思われても仕方ないのだという事実に、今更ながらぶち当たった。

私は、ボランティアで犯罪被害者のサポートをしてきた今まで、「被害者を食い物にするんじゃないか」とか、「何か目的があるんじゃないか」とか、「自己実現に被害者を利用したいのじゃないか」とか、裏があると疑われ、何度も痛くもない腹を探られてきた。

その度、「人の真心を信じられないなんて気の毒に」とか「ボランティアマインドがないと、他者に貢献できる喜びも理解できないのか」等と考えてきた。それで、私は「金銭の対価がないからこそ、気持ちが無いとできないよ」と、真心で被害者を応援する自分で良いのだと、自分で自分の行動を肯定してきたのだが・・・。

結構、愕然としている。なぜなら、ボランティアの私も、今回の犯人も、するっと弱みに入り込む存在。被害者からすれば、外形的には同じにしか見えないかもしれない。座間の被害者の女の子たちは、犯人の真心を信じて巻き込まれたんだと思うと同時に、無償での私のような個人的サポートの仕方では、普通なら警戒されて当然なんだと、改めて突き付けられた。

既に、昨年に父の事故があったことで、私は活動を控えている。これを機に、個人的なサポートはすっぱり止めよう。所属先からの紹介だけにすると対価を頂戴することになるが、安心できるよね、その方が。

どうやら、全員の身元が分かったようだ。