黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました

これは許せない! ドライバーマナー

ヤフーブログにテーマ設定されていた「これは許せない!ドライバーマナー(違反)」 …何が許せないって、そりゃ飲酒運転にきまっている。もちろん「飲酒運転はマナー違反を越えて法律違反でしょ」とのご指摘は当然あってしかるべきで、その通り。しかし、これはドライバーだけの問題ではない。「ドライバーを取り巻く、社会の人がみな共有すべきマナー」として、「飲酒運転、注意するのがマナー」と、ここに書いておきたいのだ。
 
飲酒運転による悲劇をなくしていくためには、運転手だけが「飲まなきゃいい」との意識を持つだけでは不十分。有名なスローガンに「飲んだら乗るな」があるが、「飲んだら乗せるな(飲んだ人を運転手として車に乗せるなという意味)」という、まわりの意識に訴えるスローガンがもっと広がることが必要なのだと言いたい。
 
「運転手を取り巻く環境」が、飲んだ人にハンドルを握らせないようになっていくことが大切だと、飲酒運転事故に巻き込まれた末に現在も後遺症に苦しみ、家族を奪われた方たちが言っている(少し前にこのブログで紹介した講演会の新聞記事が、そのご家族のブログに転載されていた)。
 
簡単に飲酒運転をしてしまう人・それを大したことないとゆるしてしまう人は、その結果がどれだけ悲惨かを想像する想像力が欠如しているのではないか。20年以上も前になるが、中国の駅で、列車事故で腹部を吹き飛ばされた人の凄惨な写真が大きく引き伸ばされて並んで掲示されていた。ひるむ私に、「だってこうして見せないと、春節の爆竹を体に巻きつけて車両に持ち込んで故郷に帰ろうとする人がたくさんいるから」と現地の知人は説明していた。
 
これは飲酒運転の車の事故の話ではなく、春節の時期に彼の地で頻発していたという列車事故の話だが、確かに、あちらのハンパでなく強烈な爆竹をたくさん持参して列車に乗っているうえに、タバコを吸ってしまってる(!)という驚くべき、恐怖の光景を目の当たりにした。そういう人は「大丈夫、大丈夫」なんて言い返してきた。だからこそ駅での事故写真の掲示だったのだろうが、こうまでしないと分からないのか?と正直思う。それと同じような想像力の欠如が、飲酒運転をゆるす人の頭にはあるということだろう。
 
自分や、自分の家族のことばかりを心配している場合ではない。被害者や、その家族がどれだけ塗炭の苦しみを長い期間にわたり味わうことか…上記の事件では、両親を奪われた若い双子のきょうだい2人が抱えた後遺症は、いつ治るとも知れない。ふたりの順調だった未来は、大きな変更を強いられている。面倒を見ている家族も、心労が尽きない。こうやって貴重にも声をあげてくれている被害者の話を聞いて、実情を知れば、飲酒運転をする気も(普通の神経の持ち主ならば)失せるはずだ。
 
もう、飲酒運転に寛容だった時代は終わったのだ。それを認識し、まわりが「注意するのがマナー」として、弁えないといけないだろう。
 
例えば、法事で献杯とか、パーティでも乾杯の機会がある。口を付けないのも失礼だし、以前は困った。それが、いまやキリンフリーとかのノンアルコールビールが普通に供されるようになった。本当に良かった。ゴルフの後も、クラブハウスでビールを飲みたくてたまらない、飲みたい人が多くいるだろう。そうすると、仲間の中でハンドルを握るはずの人もまわりにつられて飲みたくなって・・・でも、そこにノンアルコールビールがあるおかげで、まだ容易にガマンできるようになったのではないか(そこまで悪党でなければ)。まわりとしても、「悪いな~あんただけ飲めなくて」という気持ちがあっても、ノンアルコールビールがあれば、そちらを勧めて「勘弁ね!」と言い易くなったような気がする。
 
飲んだ後に公共交通機関で簡単に家に帰れる都心と違い、車の足がないと始まらない地方では、居酒屋は駐車場付きだったりし、飲みに行くのに車で出ていく人間もまだまだいるとは聞く。しかし、今は飲ませた居酒屋が罰せられる。運転すると分かっていて飲ませた同席者も、飲酒しているドライバーの車に乗った人も、そうなるご時世だ(ちなみに今、話題の「自転車」も車両だから、飲んで乗れば飲酒運転になるのは同じこと)。法律面で言ったら、まわりが積極的に「飲んだら運転しちゃだめよ」とこだわりなく口に出して言える状況のはずなのだ。
 
みんなで飲みたいんだったら、ちょっと頭を使えば、他人や自分の命と未来を危険にさらさなくても方法はある。代行車やタクシー、使いましょうよ。家族にお小遣いをあげて、お願いして迎えに来てもらうのもいい。帰るまでのひとときが、貴重なコミュニケーションの時間になるかもしれない。
 
でも、まだまだ運転手に飲酒させない努力が周辺で出来るような気もする。飲み屋さんが駐車場で車を預かり、巡回バスのサービスをやってみるとかね…1軒のお店じゃ無理だろうから、何軒かがまとまって…何かもっと、できませんかね。