黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました

ひとりでジタバタ

 新型コロナ感染が広がっているので、ほぼ自宅にこもりっきりのままの3月だった。悪化して死亡率があがるから要注意と言われる「基礎疾患」の気管支喘息が持病にあり、さらに1年前に怪我した膝の調子もイマイチ。メニエール発作も最近キツイ。体の調子を考えれば、家にいるのは当たり前の条件が揃っている。

 ただね・・・昨年7月の猫型息子の発病以来、家で付きっきりだったから、浦島太郎感覚にただでさえなっていて、何か色々と置いて行かれている感じを覚えていたから、コロナがなかったら、気分転換と称してあちこち出かけたり人に会いに行ったりしてしまってたんだろうな。やるべきことがあるのにね。

 コロナで自宅に缶詰でもやることなくて退屈で・・・なんて話を聞くと、時間に常に追われている感じがある私としては信じられない。家事はエンドレス、やることなんか数えだしたら山のようにある。とりあえず書く方の仕事の話だけに絞っても、あるなあ、あるある。どうするんだ私。

 昨年のうちに、少なくとも手を付けるべき書き物が3つあった。1つは、猫型息子がいよいよ危篤なのではないかという時期に、クライアントのお話を本にまとめる仕事の追加取材の予定が入っていて、その取材日を悩みに悩んだ末に延期していただくお願いをしたことで、話そのものが流れた。私の勝手であり、今も、先様には大変に申し訳ないと思っている。でも、私にはそうしかできなかった。本当に申し訳ない。

 2つ目は、10年前に書いた本の、改訂版を出さなければと思っていて、それへのご協力を先生方にもお願いして「いいですよ」と言っていただいていたのに全くの手つかずになっており・・・書いているうちに冷や汗が出てきた。

 3つ目は、昨年のGWに取材の聞き取りを開始していたものだ。まったく頓挫しているが、面白い内容になりそうで、当然、取材をしてくれた先も期待して待っているだろう。書き始めたら、乗れるはず、そんな話だ。

 このまま放りだしていたら、クズ人間に認定だ。早く、自分を取り戻して、エンジンがかからないかな・・・きっと家族もそう思っている。私自身、そう思ってはいるのだけれども。

 何しろ、コロナで死ぬことになる可能性もあるし、そもそもいつ死ぬなんかは神のみぞ知る、明日、何らかの事故で死ぬかもしれないのだ。持ち時間には限りある事を考えて、ちゃっちゃと進むべきなんでしょうよ。

 しかし・・・今後、コロナの蔓延していく状態を思えば、動物用の人工呼吸器を人間用に転用する話なんかもあるようだし、動物が二の次にされていく事態が現実になりそうだ。そんな中で息子に闘病させていたらと想像すると耐えられない。猫型息子を先月天国にお返しできていたことは、救いだ。そして、私がたとえコロナに感染して死ぬことになっても、息子が待っていて出迎えてくれると思うと、それもいいじゃないかと思ったりする。

 そんなことをどんよりと考えてばかりで、一向にやるべきことに手が付かない。ペットロスによるグリーフ恐るべし。早く早くと気持ちで焦っても、慌ててもまだ無理だ。なんだかおかしい、ひとりでジタバタしているのが・・・家にいる時間が、こうして過ぎていってしまう。

 いつ、リスタートできるかな? そもそもコロナ禍が去ったあと、リスタートのチャンスはもらえてるだろうか。喘息あるしね。