黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました

間違いを上塗り?ごめんね息子

目安箱とクロスケ

 オリパラ東京2020大会のためにNHK大河ドラマ「青天を衝け」が休止になっていた頃だと思うが、その頃、見た夢は楽しかったな、と今日になって思い出した。夢には、息子クロスケと、目安箱と、民部公子(徳川昭武)が出てきたような気がする。

 夢を見たのは、休止中だったドラマの録画を見たのと、徳川吉宗アメリカの歴史の教科書に2ページも割かれて長い説明が載ってると家族に聞いたことも、たぶん影響したのだろう。

 舞台は江戸時代だったのだが、着物姿の私は、普通にクロスケを大事に大事に抱きかかえていたような・・・目安箱に何かを書いて入れに行ったような・・・息子と。

 目が覚めて時間が経つと、どんどん内容を忘れてしまうのが残念なのだけれど、楽しい気分だけは起きても残っていたので、よほど楽しかったのだろう。こういう夢は大歓迎だ。

 毛並みの良い息子をたくさん撫でる自分の姿を、断片的に思い出す。そう、息子を思い出すのは基本的に楽しいのに・・・やはり、不意打ちを喰らうと辛かったりする。

 先日は、新聞に挟まれている折込広告にやられた。

 その広告には、ある場所に作られるという、いわゆる高級老人ホームが掲載されていた。どこだろうと思って地図を見たら、息子がお世話になっていた動物病院の近くだった。

 ドキーンとした。

 動物病院までは載っていなかったけれど、いつも苦しい泣きそうな思いを抱えて息子と通った道が、地図にはあった。もうそれだけで、息子につらい思いをさせた後悔がドッと襲ってきてしまう。

 ことごとくと言っていいほど、私は大事な選択を間違えてしまったような気がしている。息子をできるだけ苦しめずに天寿を全うさせたかったのに、初っ端から間違えて、引き返せない苦しい闘病生活を送らせてしまった。

 それは、これまでもブログに記した通りだ。

息子が強制成仏?

 その後悔を、上塗りするようなことをしでかしてしまったかもしれないと、最近気づいた。あるコミックの存在を知ったからだ。

 「視える」能力をお持ちの占い師・流光七奈さんの原作で、七奈さんが亡くなってしまったダンナさま「ハカセ」と、3回忌に成仏するまでは普通に同居するように暮らしていた(!)という、俄かには信じがたい驚きの内容が、この『ダンナさまは幽霊』には書かれていた。

 私にとって一番の驚きだったのは、このシリーズの「霊界だより」というバージョンの中で、亡き猫の霊が、お線香が自分のために上げられているとわかると、煙に乗って「強制成仏」してしまうというくだりだった。

 「愛するペットを亡くし良かれと思ってお線香を焚く・・・その煙が自分のために焚かれた煙だとわかると・・・本当はまだ大好きな飼い主のところにいたいと思っている子も強制成仏しちゃうんだよ」

 その猫ちゃんが、まだ成仏しないで一緒にいたいと思っていても、お線香で成仏させられてしまうので「死んだ子に線香電話を使うときは注意することがあるんだ!」と成仏したハカセが「あの世」から七奈さんに注意を促していたのだ。

 お線香を上げながら地上から声に出して気持ちを言うと、成仏した人間にはその内容が伝わるという機能があり、それが「線香電話」。

 七奈さんの場合は、成仏したハカセとやりとりできる能力があるため、その「線香電話」は一般人のように一方通行ではなく、双方向になることがまた驚きポイントではあるのだが・・・私は猫が強制成仏させられてしまうというその一点に、ドーンと衝撃を食らった。

 えー、だってお線香どころか、先日だって息子クロスケのための彼岸会に参加してしまったよ、私・・・。

 その後は、息子を夢にも見ないし、気配もない。ずっと一緒にいたいと思っているのに、息子を大事に思うから法要にも参加したのに、無理やり息子が望まない形で成仏させてしまったということになるのだろうか。

 法要の様子は、こちらで書いた通りだ→ ばれちゃったかな? - 黒猫の額:ペットロス日記 (nekonohitai.tokyo)

 ということは、イヤイヤしている息子が、成仏していく様子が子どもたちの目には見えてしまって、驚いてガン見していたのかな・・・。

 なんてことだろう。無理やり成仏させてしまって、息子がひとりで寂しい思いをしていたらどうしよう。息子が死んだ後まで、やることなすこと私は間違えているのか。

 コミックの続きでは、「強制成仏した子たちが不幸ってことじゃないんだよ」とハカセが説明する。

「もちろん次に生まれ変わる準備に入るよ。この世に未練がない子は(自分から)すぐに成仏してしまうしね。生まれ変わりは早い子も多いけど、飼い主さんに合わせて待っている子もいるみたい」

 悲しいかな、霊界については真実はどうなのか、全くわからない。でも、このコミックの通りだとすると・・・できるだけ息子を待たせないようにしたい。それだけだ。

 ごめんね、息子。