黒猫の額:ペットロス日記

息子は18歳7か月で虹の橋を渡りました

飲酒運転撲滅ライブ、Stop! Drunk Driving

 「LIVE SDD(Stop! Drunk Driving) 2013」という、飲酒運転撲滅をテーマとした大規模ライブが、きょう2月17日に大阪城ホールで開かれる。
 
 このライブについてのホームページを見ると、FM大阪の主催であり、コア・パートナーとして阪急電鉄阪神電気鉄道が推進しています…と書いてあるほか、多くの企業が協賛しているので、関西では大きく扱われているイベントなのかなと思う。
http://fmosaka.net/sdd/live_sdd_2013/index.html
 
 知り合いの交通犯罪被害者遺族の方たちが、数年前からこのイベントには参加しているので、私も話は聞いている。しかし、関東ではこのイベントについて、そんなに伝えられていないように思うのがとても残念だ。私も、ご遺族に話を聞くまで、こんなライブがあるなんてことは知らなかった。
 
 このライブでは、毎年、名の知られたアーティストが多数出演し、当たり前のこととして「飲酒運転は止めよう!」とか、「飲酒運転は絶対にダメ!」とか、「守るべき人を悲しませないためにNO!飲酒運転」とか、そういったメッセージを発信している。HPにも、そういったメッセージが掲載されている。
 
 参加してみると、とても感動的なんだそうだ。いつもは、一生懸命自分たち遺族が訴えているメッセージの内容を、当たり前のこととしてその場にいる全員が叫んでいる。そう、飲酒運転がダメだなんてことは当たり前なんだよね、とみんなが後押ししてくれるように感じて、それがうれしくてたまらないのだそうだ。
 
 そんな大規模なライブが、関東の方でもあればいいのに…そうしたら、絶対参加したいのだが。なぜないのだろう。関西人の方がこういったことでは純情で、被害者の訴えに対して、素直に真摯に取り組んでくれるのだろうか。
 
 犯罪被害者を支援する立場にいる人たちを見ていてそんな話も聞くのだが、やはり、阪神大震災を経験した事実が、関西では人の心情の中に関東とは違うスペクトラムを生み出しているのかもしれない。苦境の中にいる他者を思いやる心とか。そのつらさが他人事には思えないとか。
 
 そう思うと、数年後には、関東はすっ飛ばして東北でSDDのライブが開かれているのかもしれない。
 
 とはいえ、子どもが犠牲になる大きな事件が発生し、それに伴って法律での厳罰化の進展が大きかったかと思うが、ここ数年で、飲酒運転の大きな危険性は関東を含めて一般にも浸透してきたと思う。最近でも、パラパラマンガの鉄拳が福岡市の依頼で作成したCMが感動的で、話題にもなっていた。女の子が笑顔で見送った家族が、帰宅しないのだ。それで涙ぐむ女の子…。
http://www.city.fukuoka.lg.jp/shisei/jigyou-torikumi/bokumetsu/index.html
 
 その女の子が、被害者側の家族を描いたものなのか、加害者側を描いたものなのかどっちだろうねと聞かれたが、どっちとも取れる作品になっていたように思う。家族が被害者になって亡くなれば帰ってこないし、加害者になって逮捕されても、女の子や家族のところには帰ってこないから。家族としては泣くだろう。
 
 被害者になることも、加害者の家族になることも、どっちも当人にとっては地獄には違いない。ただ、言っておきたいのは、何の準備もなく巻き込まれた側の被害者の方がやっぱり悲惨だと思う。
 
 加害者の家族もつらいというが、どこかで運転を止めさせる努力はできたのではないか。責任の一端を、家族も背負いこんでいるのは確かだ。いつものことだと見逃さないで、家族の中で波風を立てるのが嫌だとか言わないでほしい。被害者は前もって加害者となる人をつかまえて「飲酒運転はしないで」と言うことなどできないけれど、加害者家族は言えるんだから…と思う。
 
 「飲んだら乗るな」というスローガンは、ハンドルを握る本人だけに向けての警告だった。今は、法律的にも、飲ませた側の責任も問われる時代だ。「運転する人には飲ませない」という決意が、周囲にも求められる。ノンアルコールのビールもあるし、そっちで我慢させよう。
 
 参加する人たち、きょうのライブ、楽しんでね!思い切り、歌って笑って泣いて叫んで、発散してきてください。